Virgo's Talking to Herself

作詞をメインに。コツコツ書いていきたいと思います。

circus

派手にやってくれたわね 自分だけ被害者ぶって

世界に置き去りにされた 悲劇のヒロインを気取るの

 

何度か派手に失敗した 間違いは認めるわ

一輪車や綱から落ちて 地面に強く頭を打った

 

それでも笑ったわ

「ここにいるのは 涙を忘れてもらうため」

皆は笑ってくれた

「どうかしてる 馬鹿げてるよなぁ」って

 

分かっているでしょう 私たちが今いる場所は

スポットライトの中心 皆の注目の的

次の一手を 期待の眼差しで見つめているの

そしてその全てを 台無しにしたの

 

アナタは嫌ってたよね 眩しすぎる光を

舞台横の暗闇で そっと手品を披露してた

 

ワタシの下手な芸は 目障りだったようね

笑われて起こる拍手喝采を 賞賛と勘違いしたみたい

 

それでも続けたわ

「そのために ここに来たのだから」

アナタは思った

「どうかしてる 皆オカシイ」って

 

分かっているでしょう 私たちが今いる場所は

スポットライトの中心 皆の注目の的

次の一手を 期待の眼差しで見つめているの

そしてその全てを 台無しにしたの

 

キチガイじみたワタシに 耐えかねたアナタは

黙らせるために 行動に出た

自分のマント 杖 帽子 全部並べて火をつけた

そしてワタシを指差して 言ったの

「ゼンブコイツノセイダ」って

 

それでも笑ったわ

「ここにいたら 涙を流しちゃいけないから」

皆は口にした

「どうかしてる 罰せねば」って

 

分かっているでしょう 私たちが今いる場所は

スポットライトのセンターで 冷めた視線で向き合う二人

周りの客席の騒めきが 遠くに聞こえる

もうアナタが全てを 台無しにしたの

 

分かっているでしょう 私たちが今いる場所は

スポットライトの中心 皆の注目の的

ハッピーエンドの展開を はやる気持ちで待っている

そしてその全ては 台無しになるの